皆さんからいただくダイエット相談でかなり多いのが、

「運動が苦手で続かない」

という悩みです。

まだまだ多くの人が

ダイエット=運動してエネルギーを消費して痩せる

というイメージをもっているようです。

最近ではスポーツジム系で、

筋肉を鍛えて基礎代謝を上げ、脂肪燃焼しやすい身体に変える

というダイエットが主流になってきているようです。

いずれにしても、運動が大嫌い!という人にとっては、ハードルが高い方法ですよね。

僕は皆さんに、ストレッチと歩くことをおすすめしています。

僕はこれらを「運動」とはとらえていません。

人が、基本的な健康を保つために欠かせないもの。

それが、ストレッチと歩くことなのです。

理由はまたあらためてくわしくお話します。

ストレッチも、身体を動かすことが嫌いな人にとっては、ハードルが高いもの。

そのため、僕のサロンでは、慣れるまで、僕も皆さんと一緒にストレッチします。

ちょっと教えて「あとは自分でやってください」では、まずできない。

本やマニュアルがあっても同じです。

だから、一緒にやるのです。

歩くことも同じ。

「歩くのが嫌い」という人も多いのですが、歩くというのは人間の健康にとってぜったいに必要な動きです。

僕のサロンに通いはじめて10年になり、48キロをほぼ自然にキープしているFさんは、「最初、歩くことは義務だった」といいます。

でも、だんだんと「歩かないとスッキリしない」になり、今では雨の日でも「歩くことがいちばんの気分転換」にまでなっています。

これが、長期的なダイエットに成功する人の典型的なパターンです。

ポイントは「最初は義務」ということ。

うまくいった人も、最初から楽しかったわけではないんです。

うまくいかない人は、最初の段階でつまづいてしまいます。

ということは、最初のステップで、なかば強制的に続ける「しくみ」が必要ということなのです。