昨年12月に時間をとってお話させていただいたFさん(40代女性)。
Fさんは、僕が運営するサロンに通いはじめて10年になります。
サロン来院前は、置き換えなどあらゆるダイエットに取り組んだものの、リバウンドをくりかえし、人生最高の体重になってしまったということでした。
この数年はメンテナンスのため月一回くらいの来院ペースですが、初来院時59キロから週一回の来院ペースで比較的順調に10キロほど落とし、それをずっとキープされています。
つまりFさんは、10年という長期的なダイエットに成功されている、ということになります。
Fさん的には、すでにダイエットとかキープという感覚はまったくないそうです。
おそらく、10年という単位でひとりの方のダイエット後の経過を追ったデータというのはあまりないと思います。
今回の対話の中で、Fさんがなぜダイエットを卒業できて体重も自然にキープできているのか?
そのヒントがあるので、対話の一部をシェアさせていただきます。
※聞き手:院長ヒロ
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【ヒロ】サロンに10年も通っていただいている理由ってなんですか?
なかなかそれだけの期間、どこかに通うっていうことってないと思うのですが。
【Fさん】先生が白衣じゃなくふつうの服装をしてるから来れてるんだと思います。
「先生と患者」という雰囲気じゃないので。
このサロンに来る前、「健康的に痩せたい」「骨格をととのえた方が痩せやすいんじゃないか?」「いいところないかなぁ?」と思ってました。
このサロンは、ダイエットダイエットしてないし、話も聴いてもらえるし、サロンに通っている他の人ともつながれるし、こんな場は他になくて、いいとこみつけちゃったなぁと思います。
でも初めての人は、サロンに来て、先生としゃべらないと良さがわからないと思う。
【ヒロ】最初、歩くことが習慣化したら痩せましたよね。
【Fさん】歩くのも最初は義務でしたが、だんだん気分転換になりました。
【ヒロ】最初はやっぱり義務だったんですね。「雨の日は歩く気になれない」と言われてましたが、僕のしつこいすすめで(苦笑)雨の日も歩くようになってさらに変わりましたよね。
ストレスへの対処法はどうですか?
【Fさん】最初は食べる以外なにもなくて、食べることでストレス解消してました。
でもその後「食べちゃった・・」と後悔。
当時はまだダイエット脳だったので、友人とのランチもカロリーが気になってました。
でもだんだんダイエット以外に目を向けられるようになって、自分が好きなことで気分転換できるようになりました。
ストレスためると自分が損、自分がイヤって考えるようになりました。
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まだまだFさんとのやりとりはたくさんあったのですが、今回ご紹介したやりとりの中だけでも「長期的な」ダイエット成功の秘訣がしっかり入っています。
痩せることがうまくいかない人のほとんどが、食べることでストレス解消しています。
もちろんそれも悪くはないのですが、問題はその後。
ダイエット脳の人はカロリーを気にするので、食べた後「たべちゃった・・・」と後悔。
これがストレスとなり、かえって太らせるのです。
Fさんは今でも、時々友達とのランチでストレス解消しているそうですが、太ることはありません。
食べること以外もストレス解消法があるし、いちいちカロリーなど気にしないでその場を楽しめるからです。
ちなみに、サロン来院当初から数年は専業主婦だったFさん、今では正社員として、ご自身がほんとうにやりたい仕事でバリバリ働き、充実した日々を過ごされています。